なんと、前回初めてのnoteを投稿してから半年も経ってしまいました:(
こんな時間が空いてしまった怠惰なブログにもかかわらず、読んでくださる皆様に感謝です。
では、早速本題に入りますが、Part1では留学経験もない日本育ち日本生まれの私が何故海外大学院進学を目指したのか、について大学前半までを振り返ってみました。
今回のPart2では、大学院進学を本格的な目標とし動き始めた大学3年生から合格を手にするまでのお話です。
英語を通して出会う世界の広さに気付く大学3年生
私の所属学科では、大学3年生からゼミに入るのですが、私は「英語音声学」と言う分野のゼミに入りました。この分野との出会いについてはまた違う記事で熱く語れたら、と思うのですが、端的に言うと、言語の音声や発音を研究する分野です。
私はその中でも、「何故日本人の話す英語は通じにくいことが多いのか?なぜ英語の発音を苦手としている人や習得に困っている人がいるのだろう?」と言う昔から抱いていた純粋な疑問から、この学問領域を知りました。そして現在は「どんな発音だったら、みんなにとってわかりやすいんだろう?」と言うような問いを研究対象としています。
ゼミでは、それはそれは楽しく英語の音声について学びました。私が関西出身で関西弁を話すように、英語にも地域で色々な特徴があると言うこと、スペリングと発音にはどのような関係があるのか、そして発音指導にはどんな課題があるのだろう、などなど「英語の音」にまつわることには多岐にわたって学びを深めました。
ひょっとしたら他の大学では、自分の専門分野を深く学ぶのかもしれませんが、私の大学ではいろんな分野について学ぶことを通して、非常に様々な切り口から物事を考えることができるようになったのではないか、と考えています。
例えば、私が学んでいる英語音声学は「言語学」と言う分野の一つです。言語そのものの仕組みを学ぶ、といった感じです。
ですが、私は加えてメディアと社会、英語教育学についても深く学びました。
メディアと社会という分野においても内容は様々です。実際に国際社会で活躍する方からレクチャーを受けたり、ディズニーの映画を批判的に考察して社会との関わりを考えたり(アクセントの特徴が映画などのメディアでは一部印象操作に用いられていること)、テーマパークで流れる案内はどのアクセントだったら親しみやすいか?と言った社会言語学というものもありました。
一つ一つの面白さについて語りたい気持ちは山々なのですが、その中でも一見全く関係のない分野に共通項を見出せたり、自分の専門分野で身につけた知識を元に、全く異なる分野で「もしかしてこれって、、〇〇と関係ある?!」と気づけたり、英語を用いて世界を見ると今まで自分が知らなかった世界のドアをいくつも開けることができた気がしたんです!
大学の1年間だけでも、新しく知れた世界に心躍ると同時に、いろんな考えを知ることで、これまでの生活ではなかなか得られなかった
人と比べたり、多くの人がとる行動に流されたりせず、
自分らしく生きること
自分の意見をしっかり持ち、それを発言する、
そして他者の多様な意見に傾聴すること
ことができるようになっていました。
こんな調子で大学4年生になる頃には、完全に海外の大学院受験を心に決めました。
何度もこの決断でいいのか、不安と葛藤がありましたが、その度この考えに戻ってくるのです。
それは、、、
日本では、四年制の大学に進学したら、多くの人がすぐに就職する。
私は大学の中でもコロコロ考えが変わったり、自分らしさというものも変化したのに、今の私の考えですぐ自分に合った仕事を見つけることはできるのだろうか?
それに、これから人生先ずっと働いていくのに、もう少し自由な世界で自分自身と向き合ったり、今まで出会わなかった人に出会い、いろんな世界を知ったらもっと人生豊かになるのではないか?
という考えです。
ここまで超がつくほど綺麗事を語ってきましたが、合格を貰うまで、貰ってからも何度も何度も不安の波に呑まれ、その度に色んな人に迷惑をかけました笑(ここで謝っておきます。。。)
でも、それも含めて、非常に自己成長できた大学4年生を過ごしました。
結果として、、志望していた大学院に進学が決定したほか、人生で一番自分と向き合って孤独に戦ったと言っても過言ではない奨学金受験を乗り越え、二つの団体から給付奨学金をいただいて留学を実現することができました。
ここまで来るには到底私1人の頑張りでどうにかなるものではありませんでした。少しでもその恩返しができるように、そして次世代の学生の何かしらの支えになるように、次回から大学院受験の一部始終を語っていきたいと思います。
今回もここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
この記事に思ったことなんでも構いませんのでコメントもお待ちしております!
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